溶接・研磨仕上げ・組立加工が主な業務

溶接加工

加工図を基に、溶接・研磨加工により製品を仕上げていきます。
溶接は大まかにわけて、TIGを例にアルミの交流スチール・ステンレスの直流の2種類に分かれます。
材料の種類・板厚により電流の強さや方法なども変わるためそれぞれの溶接方法を自分なりに覚えることが重要となります。

左がアルミTIG溶接によるビード溶接、連続した溶棒を送り込む必要があり長いビードほどぶれやすく、綺麗な仕上がりが難しくなります。

研磨加工

生地の金属表面を磨き上げキズを消したり、溶接継目を綺麗に仕上げる作業。
削りすぎれば凹みが目立ち、表面の研磨が荒ければキズは消えず仕上がりも雑になる為適度な感覚が求められます。
研磨は仕上がりの美麗に直接影響を及ぼす作業なので、経験とセンスに左右される点が大きいです。

時には事前にサンプルを製作し、後の作業を円滑に進めるため製品を作った際の問題点等をあらかじめ把握することが大切です。

溶接・研磨加工は適度な加減を求められることが多いです。
溶接の加減や削る加減等、経験を積んでの感覚が重要になります。
溶接は金属に熱を加える為、ひずみ・ゆがみ等の原因にもなりますので「一定の強度と、ひずみが目立たないことを両立出来るか」が課題です。
反面、技術が上がれば身近な小物でも好きなように作れる楽しみがあります。