材料の切断はプレス加工の最初の作業になります。

左右の切断後の長さをどれだけ均等にできるかがこの後の加工に大きく響く結果になります。

プレス加工の問題は「長尺物の加工」の難しさにあります。

多種多様な金型を組み合わせての加工により、複雑な形状の打ち抜きが可能な反面、細かな微調整が重要になります。

季節気候等にも影響を受け、毎日同じ様にセットしても誤差がちがったりとするので、チェックを欠かさないことがプレスの

品質を確保するのに大切な点でもあります。

プレスブレーキによる加工は機械の特性上、曲がる曲がらないを理解すること、左右均等な圧力をかけること、金型の選別等経験に左右される点が多い作業になります。

長尺物ほど左右の圧力のちがいや「ずれ」が生じやすいため、プレスにおける最大の課題でもあります。